御用学習
御用学習とは、ことばや動作、文章などによる大人からの指示に従って、子どもが課題を行う学習活動のことです。
図1は御用学習を行うときのセッティングの一例です。この場合、少し離れた場所にある物を、大人の指示に従って、持ってきたり置いてきたり見てきたりします。
指示は、絵カード・文字カードやジェスチャーなどの視覚情報を用いたり、複数の概念を組み合わせたことば(例:「大きい青い箱を取ってきて」)にしたり、子どもに合わせて出します。
図2のセッティングの例では、2人の大人が登場します。子どもは一人の大人から指示(例:「えんぴつをもらってきて」)が与えられます。指示を受けて、もう一人のところに行き、ことばやサインなどで要求(例:「えんぴつをください」)を伝えます。そして、物をもらって指示を出した大人に届けます。
この場合、複数の大人との関係が生じます。
動画の説明
動画は、図1のセッティングになっています。離れた場所に、中身が見えないようになっている袋が複数置いてあります。袋にはCDや玩具が入っており、赤・青・黄のどれかで書かれた1~4の数字カードがはってあります。大人から「(色)の(数)番を持ってきて」と指示され、当てはまる数字カードの袋を正しく持って行くことができたら、中に入っている物の活動を行うことができます。
あっこ