条件性弁別学習
動画の説明
FCTによって獲得した代替行動の適切な使用を促すために、条件性弁別学習条件性弁別学習は“Aという刺激のもとでは”“R1 という反応をする”が、“Bという刺激のもとでは”“R2 という反応をする”という学習である。たとえば、「ABA」と書かれた文字があったとき、「なんて書いてあるか読んで」と言われたら、「えーびーえ―」と答えるのが正解だが、「日本語で言うと何?」と聞かれたら「応用行動分析学」と答えるのが正解になる。を取り入れました。指導場面では、時間の弁別・所有の弁別・物の弁別・場所の弁別の4場面を設定しました。動画は、時間の弁別と物の弁別の指導場面です。
時間の弁別においては、「勉強」の時間にお菓子やおもちゃが要求されても無視をし、「休憩」の時間に要求行動が生起した場合に要求を充足しました。
物の弁別においては、10個のお菓子やおもちゃの中から5個選択し、選択した5個を要求した場合には要求を充足し、選択していない5つを要求した場合には要求を充足しませんでした。
獲得した代替行動の強化の有無を場面や状況によって弁別できるようにすることで、その代替行動がより日常的に受け入れられる行動になるのではないでしょうか。
あずさ