機会利用型指導法
機会利用型指導法とは、日常生活の中で、子どもからのはたらきかけが自発されるような環境を設定して、他者への要求を指導する方法です。子どもの好きなことへのかかわり方やはたらきかけ方を基に、環境を設定します。
指導者は、子どもからのはたらきかけがあった場合、そのことをほめ、子どもの要求をかなえてあげます。
≪例えば…≫
例1)大好きなおもちゃで遊びたい(動画参照)
動画の説明
動画では、子どもの好きなおもちゃを棚の上に置いて、遊ぶことができない環境を設定しています。子どもが「とって」と言った場合、指導者はおもちゃを取り、子どもに渡します。その結果、子どもはおもちゃで遊ぶことができます。
例2)絵を描きたい
このように、機会利用型指導法では、日常生活の中で、子どもにとってやりたいことができない、欲しいものが手に入らないといった環境をあえて設定することで、子どもからの自発的なはたらきかけを指導します。
わかちゃん